保育士は、児童の気持ちや体調を大人と同じような説明ができない「子ども」の立場にたって察する」ということが必要な場合があります。風邪を引いたり、怪我をしたりしている場合は、対処が必要です。また、精神面で問題が起こっていないかどうかということを、保育士が気付いて対処するということへの期待が高まっています。
保育士は、保育所に通ってくる児童や、連れてくる保護者の様子を見て、問題があれば園長と相談したり、児童相談所へ通報したりすることが、非常に重要な役割となります。残念ながら、虐待によりなくなってしまう、幼い命が増加している現在、一刻の猶予も許されないというケースも多いです。
「養育環境が適切でない」ために、児童養護施設に預けられる児童もいます。児童養護施設で働く保育士は、保育所で働く保育士とは違い、24時間態勢での保育が求められます。交代制を取るなど、様々な工夫がなされながら、児童養護施設には「24時間、大人の目がある」という状況が求められているのです。
児童が、児童養護施設に入所する理由は「父・母の行方不明」「父・母の就労」「父・母の放任・怠惰」「父・母の虐待・酷使」などが、大きな理由となっています。そのため、心に深刻な傷を負っている児童には、心のケアを行うことが必要です。もちろん、父・母自身が入院したり、破産したり、という、父・母の責任ばかりではない問題での入所もあります。
保育士には、施設退所後の児童にも、様々なケアを行う必要があることも、児童養護施設で働く保育士の仕事の特徴です。