発達心理学と精神保健は「及び」でセットになっている科目です。教育原理と養護原理も同じ「及び」ですが、これは社会福祉などのほかの科目が試験時間60分で100点満点なのに対し、それぞれ試験時間30分で50点満点となっています。
「試験時間と配点が少ない科目」。それだけのことならばいいのですが、「及び」には「2つで1つ」という意味があります。つまりどちらも6割の得点で合格ということです。ですから、仮に発達心理学で50点満点をとっても、精神保健が25点だったら、2科目とも不合格になってしまう のです。この点が非常に厄介で、悔しい思いをした人も少なくありません。
関連性の強い科目同士だから、知識に偏りがあってはいけないということなのでしょう。
ですから試験勉強も、折にふれ、過去問題や問題集に取り組んで、片や合格点・片や不合格点といった偏りが生じないよう、バランスを考えて勉強しましょう。
さて発達心理学では、
○発達心理学の方法と考え方
○初期経験の重要性
○発達期の特徴
○乳幼児期における発達援助のあり方(保育所保育指針の発達項目)
が出題範囲となっています。
さまざまな学説・研究と提唱者・研究者、内容についての理解がまず必要です。なかでもピアジェ、エリクソンらについてはよく出題されています。
発達期の特徴では、人間が発達していく段階ごとの行動や知覚の特徴について概念・用語をしっかり把握しましょう。
一方、精神保健の出題範囲は、
○小児の精神機能発達と精神保健
○小児の生活環境と精神保健
○小児各時期の精神保健
○小児の心の健康障害
○小児期の精神保健活動
よく出題されるのは、脳神経系について、心の健康障害の諸症状や問題について、精神保健と身体の関係の問題などです。平成19年は、発達障害者支援法(平成17年施行)に関する問題も出題されました。