児童自立支援施設に入所する子どもは、次のような事情を抱えています。
1.窃盗、障害、家出、万引き、薬物乱用、喫煙、飲酒、性的非行など不良行為を行う児童
2.不良行為を行う恐れのある児童
3.引きこもり、不登校、虐待を受けた児童
児童自立支援施設に入所するのは、小学校高学年から原則18歳まで、必要のある場合は満20歳まで、となっています。現実的には、中学卒業に合わせて退所するケースが多いです。
児童自立支援施設では保育士は「児童生活支援員」として、仕事をすることになります。児童生活支援員は、児童自立支援施設の任用資格で、保育士の資格があればなることができます。
入所する児童の年齢がある程度高いために、保育士が、食事・入浴・排泄などの介助をするケースは、ほとんどありません。介助というより、マナーの指導、服装などのチェック、言動・態度などの観察・指導などが主な仕事となります。子どもたちは、虐待を受けたり、放置されたりして、心の傷を負っている場合もありますので、そのケアも必要となります。
保育士は、子どもたちの心のケアをし、怒りを爆発させたい気持ちを理解しながらも、「人を傷つけてはならない」「社会的なルールを守る」ということを教えなければならない、難しい現場ではあります。