児童養護施設は、原則として2歳から18歳までの子どもを対象とする施設です。大学などへ進学する場合や、知的障害などによって18歳に達しても自立できない場合に限り、20歳まで施設に残ることができる、という制度もあります。また、2004年からは、一定の条件を満たす2歳未満の入所も可能、という施設もできました。
児童養護施設に入所する理由は、「親の就労」「親の放任・怠慢」が理由の上位を占めています。一方、最近、特に深刻な問題となっているのが、虐待により入所する子どもが急増していることです。
児童養護施設の保育士は、24時間体制で、子どもたちの自立に向けた援助を行います。保育士は、食事・衣類の着脱・排泄・入浴など、様々な援助が必要とされますし、学習や余暇の指導、子どもたちの健康管理、学校や家庭との連絡、様々な書類の作成といった仕事もあります。場合によっては、毎日の食事の準備・後片付け、洗濯、掃除なども、保育士が行うことになる場合があります。
また、児童養護施設の保育士は、虐待や父母の放任などで、心に傷を負った子どもの、心のケアも重要な仕事です。心の傷を負った子どもは、生きる力を失っていたり、大人からみると「非行」と呼ぶ行為に走ったり、様々なサインを保育士に送ります。保育士はそれらのサインを受け取って、子どもの心のケアをするという重要な仕事を行うことになります。
保育士の仕事が、児童の退所後にも続いていくことになります。