重症心身障害児施設は「重度の知的障害と肢体不自由が重なっている子ども」です。ただし、18歳以上を対象とした施設が社会的に不充分であることから、特例として18歳以降の利用、さらに18歳以上からの利用も可能となっています。「児童福祉施設」「病院(医療法上に規定がある)」の2つの面を持っています。
残念ながら、重症心身障害児施設と同等のサービスを行うことのできる施設が他にない、というのが社会の現実であり、そのために重症心身障害者施設の在所者の数は、年々増えつづけています。現状では在所者数の8割以上が18歳以上である、という、児童福祉施設のなかでも独特の傾向があります。
保育士は、重症心身障害児施設において は、食事、排泄、服や下着の着脱、などの介助、子ども・入所者の健康管理、薬を飲ませること、機能訓練の補助、書類整理など、多岐にわたります。重症心身障害児という言葉から「寝たきり」を想像する傾向があるようですが、決してそうではありません。活発に動ける子どももいます。また利用者の年齢層が幅広く、成人もいるため、保育士の仕事の幅も、非常に広くなります。
なお、通所型の施設としては、重症心身障害児通所施設もあります。