母子生活支援施設は、子どもだけではなく、「母子」を預かる施設です。母子の状況・事情は非常に様々で、母親の年齢が10代~60代、子どもの年齢が乳幼児~高校生くらいまでと、非常に多岐にわたります。そのため、保育士が行う援助の内容も多岐にわたります。
母子生活支援施設では、保育士は「母子指導員」と呼ばれます。「母子指導員」は、児童福祉施設最低基準に定められている任用資格で、保育士の資格があれば、なることができます。
母子生活支援施設に入所する理由のトップを占めるのは「配偶者からの暴力」であり、近年「DV(ドメスティックバイオレンス、ディー・ブイ)」として、社会問題にもなっています。また、未婚・離婚・死別といった理由で夫がいない母親も、入所することができます。
母子指導員(保育士)は、母親に対しては就労援助、日々の生活の援助など、子どもに対しては保育や学習指導などを行います。また、母親が働いていて、早朝、夜間などに子どもみられない場合には、保育士が援助を行います。あるいは、保育所へ入れず、母子生活支援施設で1日を過ごす子どもの保育を行ったり、病気になって休養を必要とする子どもの保育も、行います。