
乳児院は、生後まもない乳児から原則として2歳まで、何らかの事情で両親の養育を受けられない幼児が暮らす施設です。
両親や兄弟の急病、怪我、出産、冠婚葬祭といった理由で一時的に預けられる乳幼児もいますが、結局両親の元へ帰れず、2歳まで預けられた後に児童養護施設に送られるケースもあります。
一時的に乳児院を利用する親がいる一方で、養育を拒否したり、放任・虐待などを行って子どもとの関係を作ろうとしない親も増えているのです。
乳児院の保育士は、「児童福祉施設最低基準」により、看護師に代えて保育士を配置することができる、とされています。実際には、看護師よりも保育士の数が多い施設が多数あります。
乳児院の保育士は、乳幼児の感染症に注意を払わなければならず、また、病虚弱児の受け入れもおこなっている施設であることから、看護面の技能を多く要求されることとなります。また、24時間体制の施設であることから、夜勤もあります。乳幼児は夜中に授乳をする必要もありますし、おむつ交換や睡眠状態のチェックなど、夜勤の保育士にも多数の仕事があります。
また、乳児院は「養育担当制」を取り入れる施設が増える傾向にあります。それは、乳幼児にとって「特定の相手と愛着関係を結ぶ」ということが、実は非常に大事だからです。「親との愛着関係」が持てるに超したことはないのですが、乳児院に来なければならない乳幼児は、様々な事情で親との関係が持てなくなっています。そのため、一人の保育士と、じっくりと愛着関係を結ぶことが大切なのです。
求められる仕事は多いですが、その分やりがいのある仕事だと言えるでしょう。
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