保育士として働く人のうち、9割程度が働いているのが、保育所です。
保育所には「認可」「認可外」がある ことは、広く知られるようになってきました。しかし「認可外」というのは「法律に違反している」という意味では、ない のです。
認可保育所には「児童福祉施設最低基準」に規定されている「認可に必要な設備、職員配置」などの基準をクリアし、さらに各自治体ごとの基準を満たし、都道府県知事の認可を受けた保育所、ということです。
この基準をクリアし、認可を得ることで、運営費の補助を受けることができます。一般的に、児童福祉施設最低基準よりも、各自治体の基準のほうが、厳しく設定される傾向があります。
これは、児童福祉施設最低基準が「最低限のもの」を定めたに過ぎないことや、時代背景が変化しているのに、法律は変わっていない、ということがあげられます。
繰り返しになりますが、「認可外」保育所は、法律違反ではありません。認可を受けるには、自治体ごとの基準をクリアすることが必要となるため、同じ施設であっても「A自治体では認可を受けられないが、B自治体だったら認可を受けられる」というような状況も、起こりうるのです。
保育士の保育所での仕事は、基本的には「子どもを健康な状態で預かること」です。さらに最近は「しつけ」の部分で保育士に期待されることが増えています。
そして保育士の国家資格化に伴い「保育指導」の役割が、新しく与えられました。これは、保護者からの相談に保育士が答える、というだけではなく、保育士の側から保護者に対して、より積極的にアドバイスを行う、という役割です。子育てをよりよい方向に進ませることが、児童にとってもっとも幸せなことですので、保育士には「保育指導」という重大な役割が与えられたのだと言えます。